婦人科へ行くべき症状|デリケートゾーンの臭い・おりもの変化の確認ポイント

デリケートゾーンの臭い・おりもの・かゆみ・痛みなどで婦人科を受診すべき症状を整理。スソワキガとの違い、自己判断が難しい理由、受診時に確認される内容も解説します。

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婦人科相談を考えるサイン セルフケアでよい不快感と、診察が必要な症状を分けます。 婦人科相談を考えるサイン セルフケアでよい不快感と、診察が必要な症状を分けます。 1 通常

汗・蒸れ・生理中の変化

2 注意

かゆみ・痛み・赤み

3 相談

魚臭・おりもの変化

4 診察

感染症や皮膚炎を確認

受診目安があると、スソワキガだけに原因を決めつけずに済みます。
婦人科相談を考えるサインの図解
このページについて: 本ページでは、外陰部周辺の体質的な臭いを、一般的に「スソワキガ」と呼ばれることがある状態として説明しています。 ただし、デリケートゾーンの臭いは体質だけでなく、汗・蒸れ・おりもの・炎症・感染症など複数の要因で変化します。

デリケートゾーンの臭いが気になるとき、 「スソワキガなのか」「感染症なのか」「婦人科へ行くべきなのか」 判断に迷う方は少なくありません。

ただし、臭いだけでは原因を区別できないことがあります。 婦人科では、臭いそのものよりも、 おりもの変化・かゆみ・痛み・出血・急な悪化 などの随伴症状も含めて確認されます。

まず確認したい「受診を優先したい症状」

次のような症状がある場合は、セルフケアだけで判断せず、 早めの受診が推奨されることがあります。

  • 発熱を伴う下腹部痛・骨盤痛
    骨盤内の炎症などが確認されることがあります。
  • 月経以外の出血が続く
    感染症・炎症・子宮頸部の異常などを含めて確認される場合があります。
  • 急激なおりもの増加+強い違和感
    感染症や炎症が関係することがあります。
  • 強いかゆみ・ヒリつき・赤み
    カンジダ膣炎や接触性皮膚炎などが確認されることがあります。
  • 性交痛・性交後出血・排尿時痛
    婦人科系疾患や性感染症を含めて確認される場合があります。

早めに相談を検討したい変化

緊急性は高くない場合でも、 以下のような変化が続く場合は相談先の候補になります。

気になる変化 確認されることがある例
おりものの色が変わった(灰色・黄緑・茶色など) 細菌バランス変化、炎症、感染症など
おりもの量が急に増えた 炎症・感染症など
ヨーグルト状・ぽろぽろしたおりもの カンジダ膣炎などでみられることがあります
魚のような臭いが強くなった 細菌性膣症などでみられることがあります
急に臭いが変わった 菌バランス変化・炎症・感染症など
強いかゆみが続く カンジダ・皮膚刺激・炎症など
注意: 上記はあくまで一般的な傾向です。 臭いだけで原因を判断することはできません。

「臭い」より重要なこと

ネット上では、 「魚臭い=細菌性膣症」 「酸っぱい=体質」 のような説明がみられることがあります。

しかし実際には、臭いは 月経・汗・蒸れ・下着環境・皮脂・細菌バランス・性交後の変化など、 多くの要因で変化します。

そのため婦人科では、 臭い単独よりも、 おりもの・かゆみ・痛み・出血・急な変化 の有無が重視されます。

いわゆる「スソワキガ」との違い

一般的に「スソワキガ」と呼ばれる状態では、 アポクリン汗腺・皮脂・常在菌・蒸れなどが関係すると考えられています。

一方で、感染症や炎症では、 おりもの変化・かゆみ・痛みなどを伴うことがあります。

一般的にみられる傾向 体質的な臭いでみられることがある特徴 婦人科で確認されることがある特徴
経過 思春期以降から徐々に気になる 数日〜数週間で急変することがある
臭い変化 蒸れ・運動・緊張で強くなることがある 急激な変化を伴うことがある
おりもの 大きな変化がないことが多い 色・量・性状の変化を伴うことがある
症状 臭い中心 かゆみ・痛み・ヒリつき・出血など
その他 耳垢が湿っている傾向など 発熱・性交痛・下腹部痛などを伴うことがある
長期間続いている場合でも、自己判断だけで体質と断定することはできません。

洗いすぎで悪化することもある

臭いが気になると、 強く洗う・何度も洗浄する・香り製品を重ねるなどの対応をしてしまうことがあります。

しかし、 指や器具を使った腟内洗浄や、 洗浄機能(ビデ)の長時間・頻回使用は、 刺激・乾燥・菌バランス変化につながる場合があります。

  • 強い洗浄剤で何度も洗う
  • アルコール系シートを頻回使用する
  • 香り製品を重ねて使う
  • 指や器具を使って腟内まで洗浄する
  • 洗浄機能(ビデ)を長時間・高頻度で使う

婦人科では何を確認するの?

「何をされるかわからない」という不安から、 受診を迷う方もいます。

実際には、まず症状や経過を確認し、 必要に応じておりもの検査などが行われます。

  1. 問診:臭い・おりもの・かゆみ・月経・経過などを確認
  2. 視診・内診:必要に応じて外陰部や腟内を確認
  3. おりもの検査:pH・顕微鏡検査・培養など
  4. 追加検査:必要に応じて性感染症検査など
婦人科では、感染症や炎症の有無を確認し、 必要に応じて皮膚科など他科が案内されることもあります。

自己判断だけでは区別が難しい理由

デリケートゾーンの臭いは、 「体質」「蒸れ」「皮脂」「細菌バランス」「炎症」「感染症」など、 複数の要因が重なって起こることがあります。

そのため、 ネット情報だけで原因を断定することは難しく、 症状が続く場合は医療機関で確認されることがあります。

よくある質問

Q.臭いだけで感染症かどうか判断できますか?
A.できません。デリケートゾーンの臭いは、汗・蒸れ・月経・下着環境・皮脂・細菌バランスの変化など複数の要因で変化します。婦人科では、臭い単独ではなく、おりもの・かゆみ・痛み・出血などを含めて確認します。
Q.おりものの変化がなくても受診した方がいいですか?
A.急な臭い変化、強い違和感、かゆみ、痛みなどがある場合は、おりもの変化が目立たなくても相談先の候補になります。
Q.婦人科では何をするのですか?
A.症状の確認(問診)に加え、必要に応じておりもの検査や内診などが行われます。検査内容は症状によって異なります。
Q.婦人科と皮膚科はどちらを受診すればいいですか?
A.おりもの変化・性交痛・出血・下腹部痛などがある場合は婦人科、外側のかぶれ・湿疹・赤みなど皮膚症状が中心なら皮膚科が候補になります。
Q.婦人科でスソワキガの相談をしてもいいですか?
A.問題ありません。婦人科ではまず感染症や炎症の有無を確認し、必要に応じて他科が案内されることもあります。
Q.昔から臭いがある場合は体質ですか?
A.長期間続いている場合でも、自己判断だけで断定はできません。体質・蒸れ・皮膚トラブル・感染症など複数要因が関係することがあります。

参考文献・出典

学会・公的ガイドライン

  • 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編」
  • 日本性感染症学会「性感染症 診断・治療ガイドライン」
  • Centers for Disease Control and Prevention (CDC). Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines.

医療情報リソース

  • Merck Manual Consumer Version. Vaginal Odor / Vaginitis.

本ページは一般的な情報提供を目的としており、医療的診断を行うものではありません。

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最終更新日: | 掲載情報は随時確認・更新しています。気になる症状は医療機関へご相談ください。