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制汗剤 重度向け 中度向け 軽度向け PR

ラピフォート

ラピフォートワイプ2.5%

グリコピロニウム配合・1枚のシートで両脇の汗を抑える塗り薬(医師処方)

タイプ ワイプ
費用目安(保険3割・月) 約2,035円
区分 処方薬(保険適用)

※ 医師の処方が必要な医療用医薬品です。市販では購入できず、使用の可否は医師の診察で判断されます。皮膚科・形成外科等にご相談ください。処方薬での治療の進め方も参考にしてください。

Conclusion

この外用薬のまとめ

  1. 市販の制汗剤とは違い、これは多汗症に対して処方される医療用の外用薬。
  2. 汗を物理的に抑えるのではなく、汗そのものが出にくくなるよう神経レベルで発汗をコントロールするタイプの薬(抗コリン作用)
  3. 即効性+継続で安定する設計
  4. 制汗剤・デオドラントとも併用できるため、使いやすい
  5. 汗の量(エクリン汗腺)を抑制する薬。アポクリン腺由来のわきがのにおいには直接効果ないが、多汗によるにおいの場合は改善する可能性あり
  6. 副作用リスクは無視できない

EDITORIAL VERDICT

編集部レビュー

○ こんな人に向いている

  • 原発性腋窩多汗症
  • 市販制汗剤で効果不足
  • 汗量を確実に減らしたい

△ 留意した方が良い人

  • 病院にいくのが嫌な人
  • 副作用リスクを避けたい人

SCORES

7軸評価は行っていません

本製品は医師の処方が必要な医療用医薬品です。効果・適応・副作用には個人差があり、使用の可否は医師の診察に基づいて判断されます。そのため、市販品と同じ基準での7軸評価・点数付けは行っていません。市販のデオドラント・制汗剤と同列に比較するものではないため、特徴と注意点の解説にとどめています。

USER REVIEWS

ユーザーの口コミ

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INGREDIENTS

主な有効成分

REPORT

編集部の使用感レポート

[処方薬] この製品は皮膚科での診察・処方が必要です。ドラッグストアや通販では購入できません。

処方薬として知っておくこと

ラピフォートワイプは市販デオドラントや医薬部外品とは根本的に異なる**医療用医薬品(処方薬)**です。

区分購入方法保険対象症状
市販デオドラント(医薬部外品・化粧品)ドラッグストア・通販なし制汗・消臭(軽〜中度)
ラピフォートワイプ(処方薬)医療機関によるのみあり原発性腋窩多汗症

処方を受けるには「原発性腋窩多汗症」の診断が必要で、症状が日常生活に支障をきたしている場合に適応とされます。2023年6月より処方日数制限が解除され、長期処方(28日以上)が可能になりました²。オンライン診療で処方を受けられるクリニックも増えています。


成分

  • グリコピロニウムトシル酸塩水和物

成分・作用機序

有効成分の特徴

グリコピロニウムは、**汗を出す神経の働きをブロックするタイプの薬(抗コリン作用)**です¹。

ムスカリン受容体(特にM3受容体)に作用し、発汗を引き起こすアセチルコリンの働きを抑制します¹。


発汗のしくみとブロックのポイント

  1. 交感神経が興奮する(暑さ・緊張など)
  2. 神経末端からアセチルコリンが放出される
  3. アセチルコリンがエクリン汗腺の受容体に結合
  4. 汗腺の分泌細胞が刺激され、汗が分泌される

ラピフォートワイプは3をブロックすることで、汗の分泌自体を抑えます。


対象はエクリン汗腺のみ

  • エクリン汗腺 → 汗の量
  • アポクリン汗腺 → わきが臭

本製品はエクリン汗腺に作用するため、

  • 汗由来のニオイは減る
  • わきが臭そのものは別問題

殺菌・中和は設計に含まれない

本剤は①発汗そのものの抑制(制汗)に特化した処方薬で、

  • ②殺菌・抗菌
  • ③中和・吸着・マスキング

といった市販デオドラントの作用は設計上持たない(わきが臭そのものへの直接作用はない)。


検証条件

  • 使用期間:28日(夜)
  • 使用頻度:1日1回(夜)
  • 塗布方法:ワイプ1枚で両脇
  • 環境:
    • 通勤(徒歩+電車)
    • 室内作業
    • 軽い発汗あり

7軸評価

制汗力 4.0 / 5

  • 3-4日で汗の量が減ったと実感
  • パースピレックスのように完全に止まるというより、抑えられている感じ

消臭力 4.0 / 5

  • 汗の減少に伴い、わきがの臭いも減少

持続性 2.0 / 5

  • 1日1回の継続が必要

即効性 1.0 / 5

  • 3-4日後から効き始めを実感

低刺激 3.0 / 5

  • ヒリつき:なし
  • かゆみ:ほぼなし

ラピフォートⓇワイプ2.5% 原発性腋窩多汗症に対する一般使用成績調査 中間集計結果より⁴

皮膚に対する刺激を感じる方もいらっしゃるようです。


副作用

ラピフォートⓇワイプ2.5% 原発性腋窩多汗症に対する一般使用成績調査 中間集計結果より⁴

全体の副作用⁴

  • 副作用発現:1093例中65例(5.9%)
  • すべて非重篤

抗コリン作用に関連する副作用⁴

  • 発現:1093例中21例(1.9%)
  • すべて非重篤

主な副作用の内容

  • 散瞳
  • 羞明(まぶしさ)
  • 霧視
  • ドライアイ

口・唾液腺

  • 口渇

排尿系

  • 排尿困難
  • 尿閉

皮膚

  • 接触皮膚炎
  • かゆみ・刺激

実運用での注意

  • 使用後は必ず手洗い
  • 目に触れない
  • 夏場は体温上昇に注意

月あたりコスト ★★★

本製品は処方薬のため、保険適用(3割負担)を基準にした月額目安です。市販品の剤形固定計算とは別軸で、実際の費用は受診状況・用法により変わります。

  • 薬価:1包あたり242.3円⁴。1日1回使用で28包=6,784.4円 / 月(薬剤費のみ)
  • 月あたり:約2,035円(28包・3割負担の目安。診察料・処方箋料などは別途)

実際に感じたポイント

① 汗はしっかり減りやすい(個人差あり)

  • 抑えるではなく「出にくい」
  • 日中の不快感が減ったと感じた

② ニオイ対策としては限定的

  • 汗由来は改善
  • わきがは別対策

③ 副作用は軽視できない

  • 発生率は低いものの副作用リスクを十分に理解したうえで使用してください

④ 運用が前提

  • 毎日使う必要あり
  • やめると戻る

治療としての前提

このタイプの薬は、

汗を止めているだけで、原因を治しているわけではない

つまり:

  • 効果が出ても継続が前提
  • 中断すると再発する

向いている人/向いていない人

向いている人

  • 原発性腋窩多汗症
  • 市販制汗剤で効果不足
  • 汗量を確実に減らしたい

向いていない人

  • 病院にいくのが嫌な人
  • 副作用リスクを避けたい人

まとめ

ラピフォートワイプは、2022年に発売されたグリコピロニウム系抗コリン外用薬で、エクロックゲルに続く2番目の腋窩多汗症処方外用薬です。市販の制汗剤が汗を抑えるのに対し、汗そのものを出にくくする薬です。

  • 制汗力は非常に高い(医療レベル)
  • ただし
    • 副作用は薬としての性質が出る
    • コストと手間は重い

市販制汗剤とは完全に別ジャンルで、
「効くか」ではなく「継続できるか」で評価が分かれる。


エクロックゲルとの比較

エクロックゲルとラピフォートワイプは同じ「原発性腋窩多汗症に対する抗コリン外用薬」ですが、剤型・有効成分・使い勝手が異なります。

比較項目エクロックゲル5%ラピフォートワイプ2.5%
使い方ゲルを塗る薬液を含んだ不織布で拭く
乾燥速度やや時間がかかる数十秒
効果が出るまでの期間2週間ほど1週間ほど
使用後の手洗い推奨(目・粘膜への接触防止)必須(目への薬液接触防止)
適応年齢12歳以上9歳以上
費用(3割負担・28日分)約2,900円約2,035円
発売元科研製薬マルホ

※効果が出るまでの期間は医療法人白歌会のサイト⁵を参考にしていますが個人差があるようです。


参考文献・引用元

  1. 巣鴨千石皮フ科「ラピフォートワイプ解説」(https://sugamo-sengoku-hifu.jp/medicines/rapifort.html)
  2. 巣鴨千石皮フ科「原発性腋窩多汗症の治療」(https://sugamo-sengoku-hifu.jp/column/axillary-hyperhidrosis.html)
  3. 浦田皮膚科クリニック「多汗症治療 エクロックゲル解説」(https://urata-hifuka.com/hyperhidrosis/ecclock.html)
  4. マルホ株式会社「ラピフォートワイプ2.5% 製品情報」(https://www.maruho.co.jp/medical/pdf/products/rapifort/news/2511rapifort_os.pdf)
  5. 医療法人白歌会 「わき汗(原発性腋窩多汗症)治療に保険適応がある、エクロックゲルとラピフォートワイプを比較してみました」(https://beauty-clinic.or.jp/blog/ecclock-rapifort)

運営者の体質・使用環境(参考情報)

本レビューは運営者が実際に使用した感想です。
制汗剤・デオドラントは、汗量・肌質・使用環境などによって使用感や効果の感じ方に個人差があります。

項目運営者の状態
におい傾向スパイス系・ツンとした体臭が出やすい
汗量汗をかきやすい
発汗タイプ緊張時・暑い環境で汗が増えやすい
肌質特に敏感肌ではない(一般的な肌質)
対策目的ニオイ・汗をしっかり抑えたい
使用環境通勤・外出・人との距離が近い環境で使用

同じ製品でも、汗量・におい傾向・肌質・使用環境によって使用感や効果の感じ方は異なります。
本レビューはあくまで一例としてご活用ください。

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